単位制高校に進学
単位制高校とは？
単位制の高校があるなんて知らなかった
大学のように、自分で受講カリキュラムを組み、卒業に必要な単位を取得していくスタイル
クラス単位での授業ではなく、各教室へ講義を受けに行く
自分のペースで計画を立てることができ、ゆっくりと環境を整えながら進級できるのが魅力
個人のペースで授業を受けることができるところが子供の性格とマッチしている
しかし、今まで通えていなかった学校に、高校生になったからといって毎日スムーズに通えるようになるというのはなかなかハードルが高い
入学してすぐは無理なく通えるプログラムにして、少しずつ慣らしていく計画を立てて、1年目はまず学校に通う事を第一の目標に
登校一年目
通学途中のバスの中で具合悪いから下車したと連絡があり、
どこのバス停で降りたのか？
今から迎えに行くのにその場にいることはできるのか？
仕事に向かう通勤前に確認して迎えに行ったり
通勤前の朝早くに車で送ったこともあった
新しい環境に慣れるまで
できる事を少しずつ
1年の間は学校に行ける環境を整える事を目標として
学校に行けなくても、まず行こうと出かける準備から
授業の途中で具合が悪くなったら、無理をしない
教室の席に着けたこと
学校に行けて、着席出来て授業を受けれたこと
これの繰り返し
できることの成功体験の積みかさね
親や周りの環境は、出来ないことを積み重ねがち
伸びる子もいれば
伸びない子もいる
中には縮む子もいる
できる事をすこしずつ伸ばしていこう
決して焦らず、子どものペースで
そんな毎日を少しずつ繰り返しているうちに
だんだんリズムがうまれて
2年に進級してからは学校に行く習慣が身についてきた
一年目で『学校に通うことに慣れる』という目標をクリアしたので
次に出来る事『授業を受けて学ぶこと』にステップアップ
2年進級時に新しいカリキュラムを組む
自分のペースで時間や科目を選択
学校に通う事から、『学ぶ』に焦点
少し踏ん張りが効くようになってきた
毎日の通学とやることがあるという使命感からか
表情も雰囲気も健康的になってきた
高校を卒業したら大学に進学したい
と勉強する事を選択
学べる環境があることがありがたい
親のためではなく、自分の将来の選択肢を増やすための選択
どうやら自分の適性を考えて進みたい道があるらしい
私が高校生だった時より、遥かに自分を見つめて成長している
