校長先生との面談
中学校1年生の終わりごろ、学校から面談の連絡があり
次の一年をどう過ごすのか校長先生に面談の時間を作っていただきました。
(出席日数が少ない場合、もう一度1年生を繰り返すこともできるらしい)
1年生を繰り返す理由がなかったのでそのまま2年生に進級することになりました。
心の教室
2年生に進級した年に、中学校内に今までにはなかった「心の教室」というクラスができて担当の先生が良くしてくれました。
登下校時の「心の教室」への出入りを考慮してくれ
始業の時間をずらして登下校の他の生徒に会わないよう配慮してくれました。
先生とも話しやすく、通学しやすい環境を作ってくれたそのおかげで、学校生活への1歩を踏み出せるようになりました。
クラスの担任の先生は自分のクラスの受け持っている生徒たち40人の指導があるため、「心の教室」の先生が親身に相談に乗ってくれアドバイスをくれました。
この「心の教室」への通学は、その後の進路への大事なステップとなりました。
母子ともにとても感謝しています。
修学旅行
「はたして、学校生活を送れていない子供が修学旅行に行って楽しめるのだろうか?」
保護者の方も、どうしたらいいのかと思われる方多いのではないでしょうか?
ぼちぼちの会の先生からは当時
「修学旅行、本人が行きたかったら行ってもいいよ。だけど、帰って来ての学校はお休みする。」
とアドバイスをいただきました。
ここでのポイントはあくまで
「本人が行きたかったら」ということと
「帰ってきての学校はお休みする」ということ。
保護者が子どもの気持ちを先回りして「行きたいだろうから」と話を進めると本人がつらい思いをすることもあります。
子どもは親が想像している以上にエネルギーを使っています。
皆と行く修学旅行はかなりのエネルギーを消費します。
行って楽しんで、帰ってきてエネルギー不足を起こしたら休む。
当時一緒に行ける道はないか?心の教室の先生が気にかけてくださり
「先生と一緒に行動してもらって参加」も提案していただきました。
しばらく悩んではいましたが、結局本人は自分で「行かない」と判断しました。
ここで、誤解のないように追記なのですが、
学校に行かない子供や行けない子供をたくさん見てきましたが、
一人一人、その子その子、みんな違います。
- 教室には入れないけど部活には参加できる子
- 学校の授業にも出席するけど午後は支援学級に通う子
- 学校の同級生に合うのがつらい子
- 学校の同級生とは仲良くできるけど学校には行かない子
修学旅行も○○くんが○○さんが行けるなら行けるに違いない
など考えては子供がつらい思いをする場合もあります。
みんな同じではないのです。
親の想像以上に子どもたちはエネルギーを使っています。
子ども自身が自分で「修学旅行に行きたい」と思うことが大事。
そして、その後の旅行から帰ってきて
「お休みしていいんだよ」
と言ってあげれる環境がとても大事だと思います。