- おとなしい。穏やか。人見知り。
- 優しいといわれることが多い
- お利口さんと言われる事が多い
- 先生が怒っているのを見るのが怖い
- クラスの子が怒られるのを見るも怖い
- テーマパーク「バックドラフト」 の火の演出をものすごく怖がる
我が家の子どもの幼少期の特徴です。
今思うと、HSP(Highly Sensitive Person)要素があるように思います。
当時はHSPという言葉も知らず、そんなに気にすることはなかったのですが
先生が怒ってるのを見るのが怖い
ほかのクラスの子が怒られるのを見るのも怖い
当時私はこの言葉に対して、親目線から「怒り方が怖い先生がいる」と解釈していたのですが、今思えば、先生は注意していていただけの事でも子どもの目線からは怖く映って「怒られないようにしよう」とストレスに感じていたのだと思います。
実際に、怒られないようにしようとすることに一生懸命だったようで、忘れ物をしないように気を使ったり、お遊戯会のセリフを覚える時も一生懸命覚えていました。
家で、怒られるようなことをすることもなく、聞き分けもよく、優しく穏やかな性格で毎日過ごしており、そんな姿を、私はただ「しっかりしている」で片づけていたように思います。
「実は親が思っている以上に先生が怒るという行動を敏感に感じとっていたのかもしれない。」と思ったのも、子どもが学校に行かないという選択をした後、それまでの過去を思い返してからの気づきでした。
「気にしすぎじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、親の解釈と子どもの解釈は必ずしもイコールではないということ。親だから子どものことが全部分かっているとは限らず、子どもの解釈に気づき理解し、寄り添うことができることが、子どもの心の発育にとって大事なのではないかと思いました。
今でこそ、人口の15~20%(5~6人に1人)の人に当てはまるといわれるHSPの理解もありますが、当時私の理解も足りなかったように思います。大人のものさしで測り、子どもが頑張っていたことに気づかず、お利口さんで片づけていたんだと思います。
今振り返ると、小さな小さな種はこの幼少期にまかれていて、中学校に入って「学校に行かない選択」をした時に、芽が出ただけなのかもしれません。
ただ、「学校に行かない選択」をしたことによって、子どもが自分の事をより深く見つめなおし、自分自身を表現できるようになり、それはそれで、大きく成長するきっかけになりました。
私たち親子にとって貴重な大事な経験でもありました。
そう思えるようになったことも心の成長だと思います。