夏休みが終わったら行けるようになる
そんな風に思っていた
始業式の前日
学校に一歩でもと思う気持ちもありつつ、子どもと思春期外来へ。
何か解決の糸口にといろいろ探してみたり、病院に電話で問い合わせてみても10代の子どもは診ていないからと断られたり、予約が数か月先になるとのことで、どうしたらいいのか迷っているところに、思春期外来がある心のクリニックに予約ができた。
病院について待合室で待つ。
小さな子供から大人まで、幅広い年齢層の患者がすべての椅子に腰を掛けて待っている。
問診を記入して待つこと40分。名前が呼ばれてカウンセリング。
看護師さんが優しくカルテを取ってくれ状況の把握。
カウンセリングが終わり、待合で診察待つ。
次に名前が呼ばれて診察。
先生とお話をしていると
「学校行かなくていいよ」
と先生。
えっ?今なんと?
先生から「学校に行かなくていいよ」という言葉が出るとは思わず
ショックを受けている私とは逆に
子どもはその言葉で気持ちが楽になった。
今振り返ると、先生のその言葉で親子ともに吹っ切れて
「学校に行かない」選択をすることができた。
特に吹っ切れたのは私のほうだったのかもしれない。
先生からは、支援学級である「はまかぜ学級」や病院の中での定期的に行われている子ども達のグループ活動に参加してみることなどをすすめられ、子どもと話し合ってグループ活動に参加してみることにした。
グループ活動は月に2回決まった曜日に活動があり、活動日に一緒に診察もしてくれる。
子どもだけで通院し、お茶会があったり、ハロウィーンやクリスマス会などのイベント行事などもあり、家に閉じこもっていた子どもが外に出るきっかけにもなり、一歩につながる機会になった。
思春期外来に行ったことは、親子ともに殻から出るきっかけにもなった。